爆弾系アイテム使用によるタイムカウント一時停止の長さを計測
ダブルレインボー爆弾(以下、Dレイ)やスーパー爆弾(以下、青爆)を爆発させたときにタイムカウントが一時停止するのは周知の事実である。
プレイヤーはその一時停止時間を利用して次に取るべき行動を選択する。
以前の記事で、プレイ全体の時間をもとに爆弾系アイテム1個あたりの一時停止時間を計算したことがある。⇒「記事」
算出方法に若干問題があったので、今回改めて検証し、より正確な一時停止時間を割り出しておくことにする。
1秒を30フレームに分割し、爆弾系アイテムを連打しながら連続で爆発させていったときの、爆発と爆発の間のフレーム数から一時停止時間を割り出す。
まず、プレイ全体のフレーム数を割り出しておく。プレイ開始時の「スリー、ツー、ワン、GO!」のときの、薄っすらと「GO」の文字が出現したフレームから計測を開始し、
計測した結果、プレイ中に何もしない場合のフレーム数は1794枚(59秒と24枚)となった。
きっかり60秒にならなかった理由は、「GO」の文字が現れる一瞬前にタイムカウントがスタートしているためと考えられる。
最初に、Dレイの一時停止時間を計測する。
チェリーアイテム「Dレイ2個」とリーダーブラウン「Dレイ4個」のうち、5個を連打しながら連続で爆発させた。リーダーブラウンは最後までフィールド下に落としていない。
プレイ全体のフレーム数は1889枚(1分2秒と29枚)になり、プレイ全体増加フレーム数を計算すると95枚(1889枚 - 1794枚)になる。
次に、Dレイを連続で爆発させていったときの爆発間隔から一時停止時間を求める。一時停止フレームは、Dレイから閃光が走ったときから、
次に爆発させたDレイから閃光が走ったフレームまでとする。この間隔が操作不能時間ということだ。
以下がDレイ5個を連打した結果である。(少数点以下第三位、四捨五入)
ブロック破壊数は一時停止時間に影響しないことが明らかとなった。
爆発間隔のフレーム数にバラツキがあるのは、指の連打速度に限界があるためである。また、5回目の爆発は次に爆発させる爆弾が無いため計測不能である。
フレーム数の最小値「19枚(0.63秒)」が一時停止時間に最も近い値と考えられるので、最小値から全体増加フレーム数を計算すると以下になる。
19枚 × 5回 = 95枚
最初に算出した全体増加フレーム数(95枚)と一致した。よってDレイの一時停止時間は「約0.63秒」となる。
次に、青爆の一時停止時間を計測する。
ボーカルコニー「青爆4個」と、なぞりで青爆2個を作ったあと、5個を連打しながら連続で爆発させた。ボーカルコニーは最後までフィールド下に落としていない。
プレイ全体のフレーム数は1971枚(1分5秒と21枚)となり、全体増加フレーム数を計算すると177枚(1971枚 - 1794枚)である。
一時停止フレームは、青爆にブロックが吸い寄せられ始めたフレームから、
フレーム数の最小値「36枚(1.2秒)」が一時停止時間に最も近い値と考えられるので、最小値から全体増加フレーム数を計算すると以下になる。
36枚 × 5回 = 180枚
最初に算出した全体増加フレーム数(177枚)の方がフレーム数が3枚少ないので、こちらから一時停止時間を計算すると以下になる。
青爆の一時停止時間 = 177 ÷ 5 ÷ 30 = 1.18秒
次に、赤爆の一時停止時間を計測する。
なぞりで赤爆6個を作ったあと、5個を連打しながら連続で爆発させた。動物はフィールド下に落としていない。
プレイ全体のフレーム数は1892枚(1分3秒と2枚)となり、全体増加フレーム数を計算すると98枚(1892枚 - 1794枚)である。
フレーム数の最小値「20枚(0.67秒)」が一時停止時間に最も近い値と考えられるので、最小値から全体増加フレーム数を計算すると以下になる。
20枚 × 5回 = 100枚
最初に算出した全体増加フレーム数(98枚)の方がフレーム数が2枚少ないので、こちらから一時停止時間を計算すると以下になる。
青爆の一時停止時間 = 98 ÷ 5 ÷ 30 = 0.65秒
最後はレインボー爆弾の一時停止時間を計測する。
スペシャルアイテム「RAINBOW PARTY」のレインボー爆弾5個を連打しながら連続で爆発させた。動物はフィールド下に落としていない。
プレイ全体のフレーム数は1887枚(1分2秒と27枚)となり、増加したフレーム数を計算すると93枚(1887枚 - 1794枚)である。
一時停止フレームは、Dレイから閃光が走ったフレームから、
フレーム数の最小値「19枚(0.63秒)」が一時停止時間に最も近い値と考えられるので、最小値から全体増加フレーム数を計算すると以下になる。
19枚 × 5回 = 95枚
最初に算出した全体増加フレーム数(93枚)の方がフレーム数が2枚少ないので、こちらから一時停止時間を計算すると以下になる。
レインボー爆弾の一時停止時間 = 93 ÷ 5 ÷ 30 = 0.62秒
特殊スキル「ポイズン」によるモクモクの残り時間は、爆弾系アイテム使用によるタイムカウント一時停止の影響を受けずにどんどん減っていく。
なので、モクモク中に爆弾系アイテムを使う場合は、一時停止時間が少ないものを優先して使った方がいいだろう。参考にされたし。