歴代ポイズン動物を振り返り、「ポイズン」の新たな可能性を探る
「ポイズン」は使えない特殊スキルとして有名である。他の特殊スキルに比べてモンスターに与えるダメージが極端に少なく、得点も与えたダメージ分しか入らない。
例えばトラオの場合、130のダメージを5回モンスターに与えるので、計650のダメージになる。昆虫レベルMAXの4発分の攻撃力しかないのだ。そして得点はなんと650点。これを特殊スキルと言っていいのかと会議になるくらいの弱さである。
ポイズンは、このまま日の目を見ない特殊スキルなのだろうか。そこで今回は、歴代ポイズン動物を振り返ったあと、特殊スキル「ポイズン」の新たな可能性について考察する。
初代ポイズン動物は「マーチ」。ポコパン初の金動物であり、ルックスの良さに人気が集まったが、登場時のポイズンの攻撃力(以下、ポイズンパワー)は何と5。ルーダイ登場とともに、まったく使われない動物になった。
2014年明け、ポイズンパワーがあまりにも低いことを認めた運営は、ポイズン動物たちのポイズンパワーを100に変更した。それでも弱い。。
二代目は2013年8月に登場した「ポコジロウ」。フレンズポイントを使って召喚する期間限定動物である。バグにより11日間だけ特殊スキルがチェリーになったことがある。
三代目は2013年11月に登場した「ツリメウス」。ルーダイと同時に登場し、「頼む、当たらないでくれ」と言われるほど召喚確率で存在をアピールした。
四代目は2013年11月に登場した「ゾロリ」。「ポコパン初のアニメからのお助けキャラ」というニュースが事前に流れ、期待に胸を膨らませて待っていたプレイヤーに特殊スキル「ポイズン」の銀動物が現れ、皆がズッコケた。
最高齢候補の146歳まで育てた「おかむ」氏でさえゾロリを一度も使っていない。召喚確率は期間限定動物の中では最高の13%以上を記録し、この記録は未だ破られていない。
五代目は2014年1月に登場した「ベルン」。チェリー色の服に、ブルーベリー色の顔。同時に登場した他の動物二匹の特殊スキルが「チェリー」だったので、ベルンの特殊スキルも「チェリー」にすべきだったと言われている。
ちなみに、韓国では「ラズバン」という名前のプラチナム動物で登場している。初期パワー4267、時計ブロック2、レインボー2の花形動物だ。
六代目は2014年2月に登場した「マロルダ」。遂にマロがパワーアップした。
七代目は2014年4月に登場した「トラオ」。初プラチナム動物「サイドン」と一緒に登場した。ポイズンパワーが130に上昇。今までのポイズン動物と比べて+30という微妙な上げ方は何だろうか。
八代目は2014年5月に登場した「トド」。ボス戦で倒せば仲間にすることができるモンスターである。ポイズンパワーが80に下降。この辺りの微調整はどこからくるのだろうか。
九代目は2014年6月に登場した「キーバークマ」。FIFAワールドカップに合わせた期間限定動物である。今までの上げ方が嘘のように一気にポイズンパワーが800に上がった。
このように、5から始まったポイズンパワーは進化を遂げて800に到達した。しかし、800×5回=4000のダメージは昆虫MAXレベル23個分の攻撃力しかなく、得点はダメージと同じ4000点、コンボも積めない。ゆえに、今でも使えない特殊スキルに位置づけられている。
では、このポイズンの可能性について考察をする。
ポイズンにはモンスターを定周期で攻撃する以外にも特徴がある。
普段、モンスターは野菜昆虫攻撃の合間をぬってビーム攻撃をしてくるが、モクモク中はビームをまったく放つことが出来なくなるのである。
現在のボスやモンスターたちはプレイを阻害するほどのビーム攻撃をしてこないので、プレイに支障をきたすほどのものではない。最強のゼロでさえ氷ビーム二発以外は普通のビームである。
仮に、氷ビームの回数と発射間隔が短いボスが登場したらどうなるか。なぞるところが無くなってしまうくらいの脅威になるだろう。
※図はイメージ。実際のものとは関係なし
そのような脅威に対抗できるのがポイズンである。ポイズン動物四匹でボスのビーム発射を抑止しながらプレイする戦い方だ。元々ポイズンはそのために用意された特殊スキルの気がしてならない。