ヴェスパウムに負けた体力低下と、マスター限定スキル「ヴェスパウムの体力低下」は効果を重ねることができるか

2016年2月27日の記事で、マスター限定スキル「ヴェスパウムの体力低下(以下、体力低下スキル)」同士は効果を重ねることができないことを明らかにした。⇒「記事
体力低下10%と15%を装着したプレイ開始前の体力ゲージ

 

そこで興味深いコメントを頂いた。それは、「ヴェスパウムの弱体化と体力低下スキルは合算されるのか」という疑問だ。

ヴェスパウムの体力を低下させる方法には、体力低下スキルの他に、ヴェスパウムに負ける方法がある。1回負けるごとにヴェスパウムの体力は1%ずつ下がっていき、最大20%まで下げることができる。

これにより、レベルの高いヴェスパウムを倒せなくても、諦めないで戦い続ければ徐々に倒せる確率が上がってくる。
ヴェスパウムの体力7%ダウン

 

本記事では、「負けることによる体力低下(以下、弱体化)」と、「体力低下スキル」は効果を重ねることができるのかを検証を通して明らかにする。

まず、「弱体化」と「体力低下スキル」の効果には外見上の違いがあるので説明する。

下図は、1回も負けていない状況(弱体化0%)で、体力低下スキルの動物を装着したときのプレイ開始直前の体力ゲージ。
体力低下10%と15%を装着したプレイ開始前の体力ゲージ

 

下図は、20回負けた状況(弱体化20%)で、体力低下スキルの動物を装着しなかったときのプレイ開始直前の体力ゲージ。要するに、体力低下スキルを使うと体力ゲージが減った状態から始まるのに対し、弱体化させても体力ゲージの外見には影響しないということである。
弱体化20%のプレイ開始前

 

弱体化20%のイメージを説明すると、下図①のように体力を20%減らしたあと、②のように体力ゲージの幅に合わせて1.25倍の大きさに引き延ばす。

これにより、弱体化0%と20%では見かけ上は両方とも体力ゲージMAXから始まるが、弱体化20%の方は引き延ばしているぶん、攻撃ブロック1発あたりで減少するゲージの幅も大きくなる。
ゲージの考え方

 

そこで、弱体化20%の状況で、体力低下スキルを装着しなかった場合と、装着した場合の300個目の攻撃ブロックが当たった瞬間の体力ゲージを比較する。その結果、両者の体力ゲージの減少幅が同じになれば、弱体化と体力低下スキルの効果は重ねることができるという結論になる。

前回と同様に、プレイ中は動物ブロックを1匹もフィールド下に落とさずに、なぞりを中心にヴェスパウムに攻撃ブロック(花)を当て続ける。
ヴェスパウムの体力低下20%

 

まずは、体力低下スキルを装着しない検証。装着した動物は、「チョコリン、雪だるメーヤン、ペギレーツ、ピテ」。
チョコリン、雪だるメーヤン、ペギレーツ、ピテ

 

下図はプレイ開始直前の体力ゲージ。体力低下スキルを装着していないので体力ゲージはMAXから始まる。
プレイ開始直前の体力ゲージ

 

下図は300個目の攻撃ブロックが当たった瞬間の体力ゲージ。
攻撃ブロックの300個目が当たった瞬間の体力ゲージ

次は体力低下スキルを装着した検証。装着した動物は「チョコリン、キジェット、ポコタ14世、ピテ」
チョコリン、キジェット、ポコタ14世、ピテ

 

下図はプレイ開始直前の体力ゲージ。
体力低下スキルありのプレイ開始直前

 

体力MAXからきっかり15%体力ゲージが減少した状態から始まった。
体力低下スキルを装着したときの体力ゲージの減少量

 

下図は300個目の攻撃ブロックが当たった瞬間の体力ゲージ。
攻撃ブロックの300個目が当たった瞬間の体力ゲージ

 

体力低下無しと比較すると、体力ゲージの減少幅は同じになった(検証環境では28ピクセルの減少)。
体力低下スキル15%を装着して攻撃ブロック300個目が当たった瞬間の体力ゲージ

 

体力低下スキルの有りと無しで体力ゲージの減少幅が同じになったということは、体力低下スキルの動物を装着しても、弱体化の効果は変わらないということである。

よって、弱体化と体力低下スキルは重ねることができるという結論になる。ヴェスパウムに負けまくって体力が低下したとき、何も恐れずにポコタ14世、または、キジェットを装着しよう。

ブーストイベントでは、ヴェスパウムの体力がさらに減少する。最後の追い込みで倒しまくりだ。
ヴェスパウムのレベル100を倒す