レインボー爆弾に爆風が当たったときのビームがどの動物に発射されるかは事前に分かる。
通常、レインボー爆弾は隣りの動物、または、爆弾とすれ違わせて使う。なかなか破壊できないブロックや障害物をレインボー爆弾を使ってピンポイントで破壊したときは気持ちがいい。
それがたまに、以下の動画のように爆弾の爆風を受けて思いもよらないところでビームが発射されてしまうことがある。
爆風を受けたビーム発射は、通常のビーム発射と同様に1種類の動物に向かって飛んでいく。どの動物に向かって発射されるかはランダムではなく、事前に知る方法があるので説明する。
まずは、実際にレインボー爆弾に爆風を当ててみよう。下図赤枠のダッキで動物直線を作ってやじるし爆弾を爆発させる。
実際にやってみよう。
キリキリンに向ってビームが発射された。このキリキリンに向かってビームが発射されるのを事前に把握できる方法がある。
下図はやじるし爆弾を爆発させる前の配列。フィールド上の動物の数を種類ごとに数えてみると以下になる。
ポコタ11匹
キリキリン12匹
ダッキ8匹
ベルン9匹
クマゴロウ6匹
ビームが発射されたのはフィールド上に12匹いたキリキリン。そう、爆弾に打たれたレインボー爆弾のビームはフィールド上のもっとも多い動物に向かって発射されるのである。
正確には、レインボー爆弾がやじるし爆弾を受けた瞬間にフィールド上の動物がカウントされるので、レインボー爆弾に爆風が当たる直前に爆風を受けて消えかかっている動物はカウントされない。
今回の例でいえば下図黄緑枠の動物はカウントされない。
例題を解いてみよう。下図赤枠のポコタで動物直線を作ってやじるし爆弾の爆風をレインボー爆弾に当てた場合、どの動物に対してビームが発射されるか。
上図の動物をそのまま数えるとポコタ15匹、キリキリン10匹、ダッキ14匹、ベルン7匹、クマゴロウ6匹。一番多いのはポコタの15匹。
やじるし爆弾の爆風がレインボー爆弾に当たるまでに爆風を受けた下図水色枠の動物はカウントされないので除外すると、ポコタ12匹、キリキリン9匹、ダッキ14匹、ベルン7匹、クマゴロウ5匹。よって、ダッキが一番多いのでダッキに向かってビームが発射されるはずである。
実際にやってみよう。
ダブル爆弾の場合も考え方は同じである。下図赤枠のダッキで動物直線を作ってダブル爆弾を爆発させるとレインボー爆弾のビームはどの動物に向かって発射されるか。
そのまま数えるとポコタ11匹、キリキリン6匹、ダッキ12匹、ベルン11匹、クマゴロウ10匹で一番多いのはダッキの12匹。
ダブル爆弾の射程範囲(下図水色枠)の動物を除外すると、ポコタ10匹、キリキリン6匹、ダッキ8匹、ベルン9匹、クマゴロウ9匹で一番多いのはポコタになる。よって、ポコタに向かってビームが発射される。
実際にやってみよう。
この仕様はどんな状況で使えるだろうか。
例えば、下図はリンゴ残り1個で、鍵1個を鍵穴に入れればクリアの状況とする。フィールド上にレインボー爆弾があるのでポコタをピンポイントで破壊して鍵を鍵穴に入れたいところだが、レインボー爆弾の隣りにポコタがいない。
そこで、下図赤枠のベルンで動物直線を作り、やじるし爆弾の爆風をレインボー爆弾に当てた場合にどの動物にビームが発射されるかを確認する。
そのままの数を数えるとポコタ12匹、キリキリン10匹、ダッキ7匹、ベルン12匹、クマゴロウ10匹。
赤枠のベルンでやじるし爆弾が作られることでベルンの数が減るのと、レインボー爆弾に爆風が当たる直前までにキリキリン1匹が消えるぶんを除外すると、ポコタ12匹、キリキリン9匹、ダッキ7匹、ベルン9匹、クマゴロウ10匹。よってレインボー爆弾のビームはポコタに向かって発射され、クリアできる。
実際にやってみよう。
リンゴ残りわずかの局面でレインボー爆弾がフィールド上にあったら、この仕様を思い出してみてはどうだろう。