LINE運営「不正行為の取り締りを実施」。不正ダイヤ回収の次の行動はいかに

2014年11月6日

2014年3月30日(日)、運営からユーザーに向けて以下のメッセージが届けられた。
LINE運営「不正行為の取り締り実施」を通知

 

要するに、「不正ダイヤを持っているユーザーのダイヤを0にする。」ということである。悪意ある行為に対して断固とした姿勢を貫くたくましい制裁処置のように見えるが、大きな疑問がある。

「そもそもセキュリティが甘すぎないか?」という点だ。

ダイヤは課金と直結するものであり、プレイヤーたちは月々のお小遣いをやりくりして、ポコパンを楽しむためにお金を払ってダイヤを手に入れているのである。それが裏技で21億まで増やせるというシステム自体がおかしな話である。

筆者は裏技については否定的ではない。裏技はどのゲームにもあり、人気や勢いを加速させる存在であるからだ。無論、ポコパンがここまで大人気ゲームになったのも、裏技が一つの力となったのは間違いない。

しかし、お金と直結するダイヤについては話は別だ。課金が意味あるものであるためには銀行並みにセキュリティを高めなければならない。そうしないとプレイヤーは課金すらしてくれなくなるだろう。

また、運営チームが言う「安心して楽しくプレイできる環境を引き続き提供する。」を実現するには、スコアの証明といった観点からも課金する意味を見出せるシステム作りが必要である。
スコア画面にスコアキーを表示

例えば、スコア画面にプレイ情報「日時、名前、プレイ時間、コンボ数、マイスコア、レベルボーナス、ミュージアムボーナス、使用アニマル、使用アイテム」などの情報を暗号化した文字列を表示し、その文字列をポコパンのWebページに入力すれば、複合した文字列を見ることが出き、スコアが証明されるといった仕組みが考えられるだろう。

あのベストスコアは本物だろうか。疑いはじめたら窮屈になってしまうが、何の疑いもなく、安心して思いっきり勝負できる日がくるのを楽しみにしている。