ラッキールーレットの0.5倍が無くなってプレイヤーの幸せはどれくらい上昇したか

2014年11月6日

ラッキールーレットといえば、ボーナスステージの最後に1回無料でまわすことができるルーレットだ。
ラッキールーレット高チェリー当選

ボーナスステージで獲得したチェリーすべてをかけてルーレットをまわし、当たった倍率を掛けた個数を最終的なチェリー獲得数とすることができる。

最高倍率は5倍、最低倍率は0.5倍、この2つがとなり同士に並んでいたため、どっちに止まるかわからないギリギリの局面での緊張感がプレイヤーたちを沸かせていた。

「ラッキールーレットなのに、なんでアンラッキーなことが起きるんだ!」というユーザーの苦情を受けてか、2013年11月上旬、0.5倍のマスが何の告知もなく1倍に変更された。

これにより、ボーナスステージで獲得したチェリーの数は絶対に減らなくなり、ルーレットをまわす緊張感は激減したのである。

そこで今回は、この変更によってプレイヤーの幸せがどのくらい上がったかを倍率の期待値で表す。期待値というのは確率変数の平均値のことで、今回の話で言えば、当たる倍率の平均とイメージすれば良い。

 

昔のルーレット
昔のラッキールーレット

1倍×22/360 + 3倍×22/360 + 2倍×45/360 + 1倍×45/360 + 3倍×30/360 + 0.5倍×52度/360 + 5倍×30/360 + 1倍×45/360 + 3倍×24/360 + 2倍×45/360 = 1.933倍

 

新しいルーレット
新しいラッキールーレット
1倍×22/360 + 3倍×22/360 + 2倍×45/360 + 1倍×45/360 + 3倍×30/360 + 1倍×52度/360 + 5倍×30/360 + 1倍×45/360 + 3倍×24/360 + 2倍×45/360 = 2.005倍

 

新旧のルーレットの期待値の差は0.072倍。7%幸せが上がった計算になる。この結果をみると、今回の変更ではチェリーが増えることの喜びよりも、チェリーが減る不安から開放された喜びのほうが大きいといえるだろう。