ポコパン技「即発」で短縮できる時間の長さ。ちりも積もれば山コンボ

2016年1月8日

ポコパン技「即発」とは、なぞりで作った爆弾系アイテムを作った直後にタップし、爆弾が落下地点にたどり着く前に爆発させる技である。

下図はフィーバータイム中にスーパー爆弾(以下、青爆)を作成した直後である。フィールド下に向かって落ち始める青爆をタイミングよくタップすると、
フィーバータイムで青爆を作成

 

青爆の落下シーンと、落下地点での爆発が平行で行われる。これが「即発」である。
青爆が落下中にすでに爆発が起きている

 

この技を使えば爆弾が落下する時間を省略できるので利用するプレイヤーは多い。では、実際どのくらいの時間を省略することができるのか説明しよう。

以下の動画はフィールド最上部で青爆を作成した後に落下地点のマスを連打して爆発させた場合(以下、下発)と、即発させた場合を比較したものである。

即発させたほうが新しいブロックが出揃うまでの時間が短いことが分かる。

 

下表は「下発」、「即発」の所要フレーム数の計測結果である。(1秒を30枚のフレームに分割して計測)
青爆を作成する段数と爆発の所要フレーム数

指の連打速度に限界があるため所要フレーム数にバラツキがある。最小値が本来の値に最も近いものとして話を進める。

 

表の項目について説明する。

「青爆作成段数」
フィールド下から何段目で青爆を作成したかを表している。検証では、青爆を作成した段数から最下段(1段目)まで落下するシーンのみ標本対象としている。
フィールドの段数説明

 

「下発所要フレーム数」
青爆が現れたフレームから計測を開始し、落下地点のマス(下図赤枠内)を連打して爆発させたあとにブロックが上から降ってきてフィールドに配置されるまでのフレーム数。
6段目に青爆を作成した瞬間

 

「即発所要フレーム数」
青爆が現れたフレームから計測を開始し、青爆を作成したマス(下図青枠内)をタイミングよくタップして即発させたあとにブロックが上から降ってきてフィールドに配置されるまでのフレーム数。
6段目に青爆を作成した瞬間2

以下、検証結果を説明する。

「即発を使えば落下する時間を省略できる。」と聞いてイメージするのは、青爆が上にあるほど省略できる時間が長いということである。落下地点までの距離が長いからだ。
青爆落下の距離の違い

 

しかし、2段目と6段目で省略できる時間は同じ約0.2秒と変わらないのだ。なぜなら、落下にかかる時間がどの段数でも同じだからである。

下図は、2段目の青爆の落下開始から終了までのフレームをすべて並べたものである。所要フレーム数は6フレーム(0.2秒)。

最初と最後あたりの違いが分かりづらいが、コマ送りすればわずかに動いているのが分かるので、気になる人は録画して観てほしい。
2段目の青爆が落下するシーン

 

下図は、6段目の青爆の落下開始から終了までのフレームをすべて並べたものである。所要フレーム数は2段目の場合と同じ6フレーム(0.2秒)である。
6段目の青爆が落下するシーン

 

「高さが異なっても落下の所要時間が同じ」、「落下開始から中間地点までは加速し、中間地点から最下点までは減速する」という重力の法則に従った動きでないことは置いておこう。

今日の話をまとめると、フィールドのどの段数で即発を使っても短縮できる時間は同じ(0.2秒弱)になる。

即発1回だけでは0.2秒なので大したことはないが、10回すれば2秒、20回すれば4秒の時間を生み出す。より高得点を目指すプレイヤーは即発は極めて極めるべきものであろう。

また、上段に作成された青爆ほど「即発」させるのは難しい。

なぜなら、上図を見ても分かるように、1フレームあたりに落下する距離が上段にあるほど長くなるため、タイミングよく爆弾をタップするのに苦労するからだ。あなたは上段にある青爆を即発させようとして空振りしてしまったことはないだろうか。

タップするタイミングは落下し始めた瞬間がベストである。ここが一番速度が遅いので狙いやすい。

3段目より低い即発の難易度は決して高くない。作成後すぐに爆発させる青爆は積極的に狙うことをオススメする。