クリティカルダメージによってマイスコアはどのくらい上昇するか

2016年1月8日

2015年4月1日のバージョンアップ(2.2.2)で「クリティカルダメージ」という仕様が追加された。

野菜昆虫がモンスターに当たったとき「CRITICAL!!」という文字が表示されるのを見たプレイヤーもいると思う。それが「クリティカルダメージ」である。
クリティカルダメージ

 

今回は「クリティカルダメージ」の仕様について検証を通して説明する。

まずゲーム業界でよく聞く「クリティカルヒット」とは、一発逆転を可能とする大ダメージを低確率で発生させてゲームに面白味を持たせる仕様である。

ドラゴンクエストでいえば、戦闘中に「会心の一撃!」、「痛恨のダメージ!」などで大ダメージを与えたり、食らったりしたアレである。
会心の一撃
※画像はサイト「ゲーム体験記」から引用

 

では、「クリティカルダメージ」がどのようなものか確認しよう。なお、今回の検証は野菜昆虫レベル120(パワー195)のもので行う。

ブロックを消すと野菜昆虫がモンスターに向って飛んでいき、
通常ダメージを当てる前

 

ぶつかる。このとき画面上に青色でダメージ値「195」が表示され、ダメージの15倍の2925点が入る。これが通常のダメージである。
通常ダメージを与えたあと

 

それがたまに次のようになる。ブロックを消すと野菜昆虫がモンスターに向って飛んでいき、
クリティカルダメージが入る前

 

ぶつかった瞬間、モンスターの頭上に「CRITICAL!!」の文字列と、赤色のダメージ値が表示され、ダメージの15倍の得点が入る。これが「クリティカルダメージ」である。
クリティカルダメージ後

 

下表はクリティカルダメージ発生時に表示されたダメージ値の一覧である。(検証146回)

クリティカルダメージ値の出現値

ダメージのパターンは11種類あり、234~429のあいだで変動することが分かる。最も発生しやすいダメージ値は「371」であるが、それほど高確率では無い。

要するに、クリティカルダメージが発生したときは、通常の1.2倍~2.2倍のダメージをモンスターに与えることができるということだ。

 

また、「CRITICAL!!」と表示されている間の攻撃がすべてクリティカルダメージになるわけではなく、「CRITICAL!!」の文字1つにつき昆虫野菜1個のクリティカルダメージとなる。

例えば、下図は「CRITICAL!!」が2つ表示されているので野菜昆虫2個分のクリティカルダメージになる。
クリティカルヒットがダブル

 

クリティカルダメージを発生させる方法についてだが、検証した限りでは方法やテクニックは無く、ランダムで発生するように見える。

例えば、昆虫が固まってモンスターにぶつかっても、
大量の昆虫がぶつかる前

 

たまにクリティカルダメージが発生する。
クリティカルダメージが発生

 

昆虫が間隔を空けながらモンスターにぶつかっても、
昆虫が間隔を空けてモンスターに向う

 

たまにクリティカルダメージが発生する。
クリティカルダメージ発生

 

昆虫1匹だけ単発で当てても、
単発クリティカル前

 

たまにクリティカルダメージが発生する。
単発でクリティカルダメージ

 

その他、ブロックをなぞる色の順番やタイミングなど色々と試してみたが、今のところクリティカルダメージを発生させる手順は見つかっていない。何か感じたプレイヤーは教えてもらえると有難い。

次に、スターフィーバー中(以下、スタフィ)のクリティカルダメージについて説明する。

下図は、スタフィ中に3ブロックをなぞったシーンである。6個のブロックが誘発して消えたので、12個のスターリングが発生してモンスターに向って飛んでいく。(スターリングの発生数については⇒「記事」)
スターフィーバー中のなぞり

 

そして何と、モンスターに当たったスターリングがすべて「CRITICAL!!」と表示されるのである。
スターフィーバー中に当たったスターリングがすべてクリティカル表示

 

「これはすごい!スタフィ中は全部クリティカルダメージでワッショイか!」と思いつつ、得点を計算してみよう。

スコア上昇は816456 - 781356 =35100点。これをスターリング1発の得点2925点で割ると、35100点 ÷ 2925点 = 12個

物凄い数の「CRITICAL!!」が表示されたが、1発もクリティカルダメージの得点は入らず、いつものスターリングの得点にしかならなかったということだ。
スタフィ中のクリティカルダメージ

 

スタフィ中の無数の「CRITICAL!!」はただ表示されているだけで、クリティカルになっていないことを認識しておくべし。
スタフィ中の無数のクリティカル

 

しかし、すべての「CRITICAL!!」が偽物というわけではなく、赤文字のダメージ値が表示されたときはそれがクリティカルダメージである。

例えば、下図はスタフィ中に3ブロックをなぞったシーンである。4ブロックが誘発して消えたので、9個のスターリングがモンスターに向って飛んでいく。
スタフィ中にクリティカルダメージを与える前

 

スターリングがモンスターに当たって、無数の「CRITICAL!!」が表示されている下に赤文字で「234」が表示された。これは本物のクリティカルダメージである。
スタフィ中のクリティカルダメージ

 

マイスコア上昇 = 4021596 - 3994686 = 26910点

得点計算 = (195×15倍×8個) +(234×15倍×1個) =26910点

得点が一致したので、スターリング1個がクリティカルダメージになったことが明らかとなった。

 

次に、動物がモンスターに衝突するときのクリティカルダメージの有無についてである。ポコタ、モコ、メーヤンをモンスターを突進させて、クリティカルダメージが発生するかの検証を行った。
ポコタ、モコ、メーヤン

 

110回突進させたが1回もクリティカルダメージは発生しなかった。よって、動物衝突によるクリティカルダメージは存在しないと考えられる。
モコが突進

 

次に、クリティカルダメージが追加されたことでマイスコアが何点くらい上乗せされるのかについて説明する。

まず、先ほどの表からクリティカルダメージ値の加重平均を算出すると335(少数点第1位四捨五入)になる。クリティカルダメージが1回発生したらダメージ値が平均335になるということだ。

通常ダメージとの差は140(=335-195)なので、クリティカルダメージが1回発生すると通常ダメージよりも2100点(140点×15倍)得をするということになる。

そこで、1プレイのクリティカルダメージ表示回数をカウントし、2100点×表示回数からマイスコアの上乗せを計算しよう。

検証では、スタフィと全チェリーアイテムを装備してプレイし、MAGIC SECONDSも使用した。
スコアアタック用のアイテム選択

 

以下が検証結果である。
1プレイで発生したクリティカルダメージの回数

2000万点プレイヤーであれば概ね70回くらいのクリティカルダメージを発生させられる結果となった。

よって、1プレイで70回クリティカルダメージが発生した場合は、モンスターに与えるダメージが9800(=140×70回 )増加し、それによりマイスコアが14万7000点(=2100点×70回 )上昇することになる。

 

以上、クリティカルダメージについてまとめると、

クリティカルダメージとは、野菜昆虫(スターリング)がモンスターに当たった時のダメージと得点がたまに1.2~2.2倍になることを言い、1プレイあたり50~100回くらい発生する。マイスコアの上昇効果は10万~20万点である。